長野県について、引っ越してきたばかりの方は、長野県の気候についてどのようなイメージを持たれていますか？
おそらくイメージ通り、長野県は冬の寒さが厳しく、氷点下になる日も多いのが特徴です。そんな冬には、暖房器具が出番です。また、春になっても朝方は寒く、暖房器具には助けられるでしょう。
ここで改めて、長野県でのエアコン、石油ストーブ、ファンヒーターについてご紹介いたします。それぞれ異なる特徴を持ち、使い方次第で快適な冬を過ごせます。
エアコンの利便性と注意点
エアコンはスイッチ一つで暖房ができて、部屋全体を均一に暖められるのが特徴です。空気清浄機能や湿度調整が可能な機種もあり、乾燥が気になる冬にも嬉しい機能です。
外気温が低すぎると効率が落ちることがあるので、長野県の厳冬期には、ほかの暖房器具と併用するのがおすすめです。
長野県での石油ストーブの利便性と注意点
石油ストーブは、灯油（石油）を燃焼させて部屋を暖める暖房器具です。点火を乾電池でおこなうので、停電時にも使用できるのが大きなメリットとなっています。暖房費も比較的かからないので、長野県のような寒冷地では人気があります。暖房費も比較的かからないので、寒冷地である長野県では石油ストーブは人気があります。
注意点は、室内の空気中の酸素を利用して燃焼するため、燃焼不良や不完全燃焼による一酸化炭素中毒の危険性があることです。必ず定期的な換気を心がけてください。また、自動で消える機能がないので、消し忘れには十分注意が必要です。本体も熱くなるので、やけどに気をつけてください。
石油ファンヒーターの快適性と安全性
石油ファンヒーターは、温度設定も細かくできて、部屋をすばやく暖めるのが魅力です。こちらも長野県のような寒冷地では人気があります。また、タイマー機能があるので、朝起きる前に部屋を暖めておくことも可能です。石油ファンヒーターを使うには灯油（石油）とコンセントが必要となります。
一般的なものは点火してから、なにもしないでおくと3時間ほどで自動的に消火します。自動消火はJIS規格で定められています。
石油ファンヒーターは、石油ストーブに比べてやけどの心配は少ないのですが、温風が出る吹き出し口は高温になるので注意してください。燃焼時には換気が必要ですが、安全装置があるので、比較的安心して使用できます。
灯油（石油）の買い方
石油ストーブやファンヒーターの燃料となる灯油（石油）は、ガソリンスタンドやホームセンターで購入できます。長野県内では、最寄りのガソリンスタンドのほか、ホームセンターでは「綿半スーパーセンター」や「綿半ホームエイド」「コメリ」「カインズホーム」などで購入する方が多いようです。
事前にホームセンターなどで購入できるポリタンクを用意する必要があります。ポリタンクも「綿半」や「コメリ」「カインズホーム」で購入できます。また、灯油配達サービスを利用する家庭も多く、重いポリタンクを運ぶ手間を省けます。
灯油はポリタンクに保管し、直射日光が当たらず高温や多湿にならない場所に置くことが大切です。長期間の保管は劣化の原因になるため、シーズンごとに使い切るよう心がけます。
夏の冷房器具
近年は長野県内も暑くなってきていて、当社が宅地や中古住宅を扱う松本市、塩尻市、安曇野市、山形村でもエアコンを設置しているご家庭が多くあります。一部、標高の高いエリアであれば、扇風機のみで過ごしているご家庭もあるようです。
長野県内は湿度が低く、ジメジメした感覚が少ないカラッとした気候であるため、暑いものの、「ほかの地域よりも、過ごしやすい」と感じる方も多いようです。
自宅に合う器具を使い分け
長野県の冬を快適に過ごすためには、エアコン、石油ストーブ、石油ファンヒーターを上手に組み合わせることがポイントです。ただし、賃貸によっては禁止されている器具もあるので、確認してからご利用ください。
それぞれの特性を理解し、灯油（石油）の購入方法や保管方法にも気を配りながら、安全で暖かい冬を楽しみたいものです。そして、夏に向けて、エアコンの設置も視野に入れてみてください。