長野県松本市では、毎年5月に「工芸の五月」と題した工芸イベントが1ヶ月にわたり開催されます。この期間中、市内のさまざまなギャラリーやショップ、文化施設で工芸に関する展示やワークショップなどのイベントがおこなわれています。陶芸、木工、染織、金属加工、ガラス工芸など、多彩なジャンルの工芸作品に触れたり、つくり手と直接話せたりなど、貴重な機会もあります。
なかでも大きなイベントは、毎年「5月の工芸」を締めくくるようにおこなわれる「クラフトフフェアまつもと」です。2025年41回目の「クラフトフフェアまつもと」は、5月24日(土)・25日(日)に、あがたの森公園で開催されます。
工芸の五月とは
松本市では大正時代、柳宗悦によって「民藝運動」を唱えられました。「民藝運動」とは、日本各地の伝統的な工芸品や、日々の生活で使う道具の美しさを再評価し、その価値を広めようとする生活文化運動です。共感した職人たちによって、さまざまな工芸品制作がこの地でおこなわれてきました。
地域が築き上げた工芸の文化や歴史を礎に1985年には「クラフトフェアまつもと」が誕生し、2007年には「工芸の五月」がスタートしました。
毎年5月を「工芸月間」とし、松本のさまざまな会場で、多彩なジャンルの工芸作品の展示やワークショップ、トークイベントなどが開かれています。
クラフトフェアまつもととは?
「5月の工芸」のなかでも、特に注目されるのが「クラフトフェアまつもと」です。全国から選ばれた作家や職人が集まり、みずから作品を展示・販売する大規模な野外イベントとなっています。近年は全国各地でクラフトフェアが開催されていますが、その先駆けと言われています。
あがたの森公園は、緑豊かな環境に、歴史的な建物が建つ美しい公園となっていて、クラフト作品をじっくり見て回るのに最適なロケーションとなっています。多いときは2日間で7万人を動員する盛況ぶりです。
陶器や木工品、布製品、金属工芸など、つくり手による一点物の作品が並び、多くの来場者で賑わいます。つくり手との会話を楽しみながら、作品の背景や制作過程を知ることができるのも魅力の一つです。
クラフト作品だけでなく、地元の飲食ブースやパフォーマンスイベントもあります。
2025年の開催は
5月24日(土) 10:00 – 17:00
5月25日(日) 10:00 – 16:00
会場は、いつもどおり「あがたの森公園」です。
クラフトフェアまつもとへのアクセス
イベント期間中は大変混雑するため、公共交通機関の利用が推奨されます。
自家用車:あがたの森公園駐車場は、クラフトフェア当日の使用はできません。市街地の一般駐車場を利用する必要があります。
電車と、バスまたは徒歩:JR中央線特急あずさを使えば、新宿から「松本駅」まで2時間40分ほど。また、JR中央本線特急しなのでは名古屋から「松本駅」まで2時間20分ほどとなっています。
会場となる「あがたの森公園」は、JR西日本「松本駅」からバスで約10分。タウンスニーカー東コースでは、「あがたの森公園」「旧松本高校」のバス停で下車。
北市内線東まわり、横田信大循環線、並柳団地線では、「秀峰学校前」のバス停で下車します。
徒歩の場合は、「松本駅」から東にまっすぐ、約20分です。
レンタル自転車(シェアサイクリング HELLO CYCLING):
松本駅、あがたの森公園など市内各所にステーションがあります。
飛行機:「信州まつもと空港」へは、新千歳空港や神戸空港、福岡空港から運行しています。
ホテル:松本市はもちろん、松本市周辺の塩尻市、安曇野市、諏訪市などのホテル・旅館の宿泊がおすすめです。
手仕事に触れる文化的イベント
クラフトフェアまつもとは、松本市の工芸文化を象徴する一大イベント。手仕事の魅力を堪能できるこの機会をぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
(株)サポートは、今回紹介したクラフトフェアまつもとが開催される松本市にある、宅地や中古物件を取り扱っています。(株)サポートで取り扱う宅地は、土地の仕入れから宅地造成、そして販売まで一貫して担当。また、戸建ての場合も、仕入れからリフォーム、そして販売までを、自社で責任を持っておこなっています。
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参考:工芸の五月 https://matsumoto-crafts-month.com/
クラフトフェアまつもと https://craftsfair.matsumoto-crafts.com/